MRI検査(医療関係者の方向け)
急性期脳梗塞
当院では、急性期脳梗塞の診断のために24時間いつでも脳MRI検査を施行できる体制をとっております。中でもDWI:拡散強調画像は、分子拡散の程度を画像化したものであり、CT画像やFLAIR画像よりも早期に脳虚血による組織障害の信号変化を検出することが出来ます。
早期アルツハイマー型認知症
VSRAD:早期アルツハイマー型認知症診断支援システムの解析が可能です。内側側頭部(海馬・扁桃・嗅内野)の萎縮の程度を評価するものです。前駆期を含む早期アルツハイマー型認知症において健常高齢者との比較では80%以上の識別率となる事が確認されています。しかし、この解析の結果から確定診断はできません。診断支援の目的で使用されます。
VSRAD
脳・頸動脈MRA
造影剤を使用せずに血管を描出する事が可能です。動脈瘤や血管の狭窄・閉塞の診断に役立ちます。
内耳・神経
3Dの1mm以下の撮像が可能です。
前立腺
T1、T2強調画像に追加してDWI:拡散強調画像を撮像します。腫瘍と健常部の拡散能が異なり明瞭に描出されます。
乳腺
乳腺専用コイルを用いて両側撮影を行っています。造影剤を使用したダイナミック撮影により腫瘍の検出、良悪性の鑑別、広がり診断が可能です。
下肢動脈
造影剤を使用せずに下肢領域の血管の描出が可能です。
腎動脈
造影剤を使用せずに血管の描出が可能です。
関節
関節はMRIが得意とする部位の1つです。
その他
- 脳MRI (脳梗塞、脳腫瘍など)
- 腹部
- 骨盤(膀胱・子宮・卵巣など)
全身に対して検査を行っています。