令和5年度 京都市立病院 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1149 276 329 337 620 1185 1753 3520 2582 484
当院の一般病棟を退院された患者さんの年齢階級別(10歳刻み)患者数です。
全退院患者数は12,235人で、地域医療支援病院として総合的な医療を提供している当院では、幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいています。70歳以上の患者さんの割合が54%を占めており、医療だけでなく介護への対応も需要が増加しております。
なお、地域周産期母子医療センターでもある当院では、0~9歳の患者さんが9%を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
感染症科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 23 8.39 13.52 4.35 77.30
180010x0xxx0xx 敗血症(1歳以上) 手術・処置等2なし 13 14.69 20.03 15.38 79.08
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 11 14.91 20.60 36.36 91.73
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし - - 5.86 - -
180030xxxxxx0x その他の感染症(真菌を除く。) 定義副傷病なし - - 8.61 - -
当院は、感染症病床8床と結核病床12床を有する第二種感染症指定医療機関です。当科では、尿路感染症や敗血症、誤嚥性肺炎、など様々な細菌・ウイルス感染症患者さんの受け入れを行っています。そのほか、DPC包括評価対象外となるため当該指標には計上されませんが、新型コロナウイルス感染症患者さんの入院も多く受入れました。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 135 1.00 2.12 0.00 3.33
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 100 4.98 5.96 0.00 0.97
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 76 5.36 5.62 0.00 2.41
100380xxxxxxxx 体液量減少症 69 3.99 10.60 0.00 5.17
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 52 5.27 6.37 0.00 4.13
予定入院では食物アレルギーの負荷検査実施目的の入院が多くなっております。この検査はショック状態等重篤な症状が出た場合に早急に対応するため、入院での対応を行っています。また、小児科医の365日当直体制により、小児に多い、肺炎・気管支炎や喘息の患者さんの緊急入院にも対応しており、小児科全般の対応及び未熟児・新生児医療にも取り組んでいます。また、当院は小児がん連携病院に指定されており、白血病や再生不良性貧血等の小児がんにも力を注いでいます。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 120 4.10 4.55 0.00 69.78
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 55 13.29 15.12 1.82 70.84
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 53 5.66 5.98 0.00 58.26
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア(15歳未満) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 44 1.70 2.75 0.00 4.61
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 42 7.10 6.87 2.38 65.19
ヘルニアや虫垂炎等一般外科で多く診療を行われている疾患への治療は勿論、特にがん治療に力を入れています。食道がん、胃がん、肝がん、結腸がん、直腸がんなど、ロボット支援手術を用いた低侵襲の手術にも対応しており、令和5年12月には新たにダヴィンチSPを導入し、2台体制でロボット手術を実施しています。
また、小児外科領域についても専門医が在籍し、15歳未満の患者さんのヘルニア手術も多く対応しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 150 17.52 19.55 9.33 69.30
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 77 18.96 21.96 15.58 76.36
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等 手術・処置等2なし 64 22.03 19.94 15.63 73.56
070343xx97x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎 その他の手術あり 手術・処置等2なし 35 13.54 15.66 2.86 71.40
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 34 2.85 4.76 0.00 55.68
股関節症や膝関節症などの関節疾患や脊椎疾患を中心に人工関節外科センター・脊椎・脊髄外科センターとして専門的な治療を行うとともに、救急外傷を含めた骨折等の外傷・リウマチ・スポーツ整形外科に対応するなど広く対応しています。入院患者さんの多くは、手術を必要とする患者さんであり、手術後のリハビリが必要となります。当院では、近隣のリハビリ専門施設との連携により、患者さんがより早く社会復帰できることを目指し、病期や身体状態に応じたリハビリテーションを提供しています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 10.87 9.88 9.68 81.68
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 28 2.14 2.95 0.00 70.14
010030xx03x0xx 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 13 10.85 8.94 7.69 68.00
010070xx02x0xx 脳血管障害 経皮的頸動脈ステント留置術 手術・処置等2なし 13 11.38 8.70 0.00 76.46
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 13 10.92 8.38 38.46 80.31
手術適応となる脳腫瘍や脳卒中、頭部外傷を中心として診療を行っています。脳神経外科医による24時間オンコール体制により、緊急患者さんへの迅速な対応を行っています。また、長期リハビリが必要となる脳卒中患者さんについては、近隣のリハビリ専門施設との連携により、患者さんの状態に応じたリハビリテーションを提供しています。
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x00x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 125 11.22 9.89 0.00 67.64
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 25 12.04 9.54 0.00 38.08
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 13 7.23 8.33 0.00 71.54
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 13.59 - -
040010xx97x0xx 縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2なし - - 8.39 - -
肺がんの患者さんを多く、手術や抗がん剤治療のための入院診療を行っています。手術では、患者さんの負担がより少なくなるロボット支援手術や胸腔鏡を用いた低侵襲手術を多く実施しています。そのほか、気胸や縦隔の悪性腫瘍に対する手術のための入院診療を行っています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 62 5.69 5.93 0.00 46.31
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。) 腹腔鏡によるもの等 41 6.29 6.00 0.00 47.15
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等 手術・処置等2なし 39 2.56 2.96 0.00 40.38
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等 39 1.15 2.78 0.00 53.79
12002xxx01x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 28 9.46 10.10 0.00 58.79
子宮・卵巣の良性疾患、子宮頸部や子宮体部(子宮内膜)の悪性腫瘍症例への手術入院に多く対応しています。また、地域周産期母子医療センターとして、正常分娩だけでなく、帝王切開や分娩に係る母体搬入などの緊急症例にも対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 948 1.73 2.54 0.00 74.91
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり両眼 91 7.35 4.46 0.00 79.51
020160xx97xxx0 網膜剥離 手術あり片眼 30 9.83 7.81 0.00 61.03
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 28 6.57 5.67 0.00 68.96
020220xx97xxx0 緑内障 その他の手術あり片眼 24 3.08 4.82 0.00 70.13
最も多い症例は、白内障手術の症例です。患者さんの状態に応じて、日帰り手術だけでなく、1泊2日の入院治療等を行っています。この他に、網膜剥離や緑内障など眼科疾患全般に対応しています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 58 7.40 7.53 0.00 19.62
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 54 7.04 6.02 0.00 57.96
100020xx010xxx 甲状腺の悪性腫瘍 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの)等 手術・処置等1なし 49 8.92 7.94 0.00 58.76
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 43 6.07 5.51 0.00 40.67
03001xxx0200xx 頭頸部悪性腫瘍 頸部悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 27 9.07 12.84 0.00 67.70
扁桃炎や慢性副鼻腔炎の患者さんが多く入院されています。また、甲状腺がんに対する手術入院や、頭頸部がんの手術入院などあらゆる耳鼻咽喉科疾患に対応しています。
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 60 13.15 15.70 33.33 71.33
010110xxxxx4xx 免疫介在性・炎症性ニューロパチー 手術・処置等24あり 22 10.27 16.97 4.55 58.77
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 22 5.86 7.20 4.55 54.41
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 17 16.06 20.60 17.65 60.71
010060x2990201 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等22あり 定義副傷病なし発症前Rankin Scale 0、1又は2 15 10.87 15.57 13.33 78.07
脳卒中センターとして脳神経外科医師とも連携し、急性期の脳梗塞を多く受け入れており、エダラボンの投与やリハビリテーションなどの治療を行っています。また、てんかんの治療やパーキンソン病など神経難病のほか様々な神経疾患に対して治療を行っています。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 43 10.93 12.88 0.00 61.12
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし 21 4.95 7.22 4.76 74.29
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし 16 2.31 4.28 0.00 53.25
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 11 2.91 3.93 0.00 57.91
080190xxxxxxxx 脱毛症 11 3.09 3.31 0.00 47.64
膿皮症の患者さんが最も多く入院しております。また、皮膚がんや骨軟部良性腫瘍、その他皮膚の良性腫瘍に対する手術を実施しています。脱毛症やアレルギー性疾患などの皮膚科全般を対象とした対応を行っています。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍 前立腺悪性腫瘍手術等 94 9.86 11.19 0.00 69.36
11012xxx02xx0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術 定義副傷病なし 83 4.77 5.22 2.41 64.75
110070xx02xxxx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術+術中血管等描出撮影加算 73 5.22 6.78 0.00 69.84
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 64 2.23 2.44 0.00 72.52
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 63 5.19 6.85 0.00 77.95
前立腺がんに対する手術患者さんが最も多く入院しています。膀胱がんへの経尿道的手術や、前立腺がん疑いに対する生検入院など泌尿器領域の悪性腫瘍疾患の入院が多いことが特徴です。また、ロボット支援手術実施施設であり、令和6年2月から既存のダヴィンチXiとの2台体制の手術を開始し、前立腺がん、膀胱がん、腎がんなど多くのロボット支援手術を行っています。その他、尿路結石手術などの泌尿器疾患にも対応しています。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 145 2.22 2.98 0.00 71.74
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 64 23.03 18.65 10.94 75.13
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 54 8.63 8.33 1.85 71.28
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 28 16.64 20.60 14.29 82.46
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 21 11.86 13.59 9.52 77.48
肺がん患者さんの入院対応を最も多く実施しています。診断のための肺生検を多く行い、手術が必要な患者さんは呼吸器外科へ紹介しています。抗がん剤治療目的の入院や、放射線治療など多岐にわたる治療を連携しながら提供しています。その他、間質性肺炎にも力を入れています。また、DPC包括対象外のためこちらには計上されていませんが、結核患者さんの入院治療も行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等 手術・処置等1なし、1,2あり 手術・処置等2なし 220 3.11 4.26 0.00 72.15
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等11あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 102 2.84 3.05 0.00 74.15
050050xx9920x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等12あり 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 70 3.01 3.25 0.00 73.64
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 60 19.32 17.38 15.00 86.17
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 44 10.77 9.77 4.55 81.16
狭心症などの虚血性心疾患に対するカテーテル検査・治療を多く行っています。また、心不全では薬物療法やリハビリテーションを行い、令和5年9月には多職種で心不全チームを発足し患者さんが安心して退院できるよう取り組んでいます。その他、徐脈性不整脈への治療など、地域にねざした一般的な循環器診療をしています。
糖尿病代謝内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等21あり 62 12.52 13.99 4.84 65.98
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 18 11.89 13.52 5.56 74.22
100120xx99xxxx 肥満症 手術なし 14 19.00 14.58 7.14 48.93
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 10 19.00 20.60 30.00 84.80
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 10.10 13.15 10.00 60.10
多くが2型糖尿病の患者さんです。食事・運動療法から薬物療法、外来での療養指導から教育入院、慢性合併症の管理、急性合併症の救急対応まで幅広く行っています。肥満症の患者さんの入院も受入れています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 45 7.20 11.49 4.44 59.44
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 動脈形成術、吻合術 その他の動脈等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 35 4.17 7.57 0.00 67.43
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等21あり 30 18.43 13.81 6.67 71.33
110280xx991xxx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全 手術なし 手術・処置等1あり 21 6.14 6.44 0.00 49.95
110260xx99x0xx ネフローゼ症候群 手術なし 手術・処置等2なし 15 15.67 19.94 0.00 65.60
腎炎、ネフローゼ症候群、腎不全などの内科的な疾患を受入れており、慢性腎臓病(CKD)の患者さんを受け入れており、軽度の患者さんから末期で透析導入が必要な患者さんまで対応しています。また透析設備を20床有しており、人工透析を実施していて入院治療が必要となった患者さんを入院で受け入れて治療を行っています。
内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100140xx99x2xx 甲状腺機能亢進症 手術なし 手術・処置等22あり 13 6.69 8.09 0.00 48.46
100020xx99x5xx 甲状腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 11 4.82 8.26 0.00 54.73
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 定義副傷病なし - - 6.47 - -
100202xxxxxx0x その他の副腎皮質機能低下症 定義副傷病なし - - 9.10 - -
100393xx99xxxx その他の体液・電解質・酸塩基平衡障害 手術なし - - 10.25 - -
甲状腺機能亢進症や甲状腺がんの入院を多く受入れました。そのほか、副甲状腺疾患の患者さんも多くおられます。より専門性の高い内分泌疾患への対応も行っています。
救急科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 51 3.14 8.38 1.96 29.16
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 10 3.60 4.73 0.00 57.60
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 5.60 9.88 0.00 67.30
010230xx99x00x てんかん 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 7.20 - -
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒) 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 3.62 - -
地域における二次救急患者受入施設として、緊急症例全般の受入を行っています。救急科常勤医師をはじめとして、内科系・外科系の各専門領域の医師による365日24時間の受入体制を整えており、重症な患者さんは集中治療室と連携して患者さんの全身管理を行っています。令和5年度は頭部打撲やめまいの患者さんを多く受入れました。
血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
130030xx99x5xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等25あり 62 17.19 19.61 0.00 81.58
130030xx99x4xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等24あり 51 8.53 9.62 0.00 71.98
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 手術なし 手術・処置等29あり 27 16.26 12.88 0.00 69.56
130010xx97x2xx 急性白血病 手術あり 手術・処置等22あり 26 39.50 36.19 3.85 69.69
130030xx97x50x 非ホジキンリンパ腫 手術あり 手術・処置等25あり 定義副傷病なし 23 27.65 29.83 0.00 72.74
非ホジキンリンパ腫などの悪性リンパ腫や急性白血病など血液悪性疾患の患者さんを多く受け入れています。クリーンルームを整備しており、より安全で質の高い化学療法や造血幹細胞移植等の血液疾患治療を行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 139 2.60 2.61 0.00 69.65
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 108 6.64 8.75 0.93 75.82
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 52 6.96 7.61 0.00 73.12
060060xx9710xx 胆嚢、肝外胆管の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 32 9.66 12.10 3.13 73.19
06007xxx9910xx 膵臓、脾臓の腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 22 3.36 4.24 0.00 76.86
大腸など消化器腫瘍に対するポリペク治療を多く実施しています。消化管疾患、胆膵系疾患、肝疾患の専門医がバランスよく配置されていることで、それぞれの専門家がその専門性を生かし、協力し合って診療を行っています。
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 定義副傷病なし 116 2.10 3.51 0.00 62.41
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 53 10.70 9.88 1.89 65.89
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 38 5.58 5.64 0.00 64.79
090010xx99x80x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等28あり 定義副傷病なし 27 2.07 3.55 0.00 58.48
090010xx99x90x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等29あり 定義副傷病なし - - 4.30 - -
乳がんの患者さんを多く診療しており、手術や化学療法の入院が多くなっています。個々の患者さんに合わせた治療を提案し、手術では乳房部分切除から再建術を行い、必要に応じて術前後の化学療法やホルモン療法、放射線治療を実施しています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 54 - 21 28 - 14 1 8
大腸癌 31 23 78 51 27 59 1 7,8
乳癌 109 116 39 - - 37 1 8
肺癌 140 34 64 93 23 191 1 7,8
肝癌 - 17 10 - - 32 1 6,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌とは『胃』、『大腸』、『乳』、『肺』、『肝』を言います。この項目では5大癌の患者数を初発・再発別に集計し、初発患者はさらにUICC病期分類別に集計しています。(患者数は延人数となっています。)
UICC病期分類とは、原発腫瘍の拡がり・領域リンパ節転移の有無や拡がり・他の臓器への遠隔転移の有無という3つの基準を元に、Stage(病期)を分類するものです。数字が大きいほど進行していることになります。
【初発】とは、当院でがんと診断した場合、または当院でがんに対して初回治療を行った症例をいいます。
【再発】とは、初回治療の終了後(他施設での治療を含む)、当院で治療をした場合、または治療がん寛解後に、局所再発・再燃又は新たな遠隔転移が認められた症例をいいます。

地域がん診療連携拠点病院である当院では、患者さんとそのご家族が安心してがん医療を受けていただくことを目的として治療・看護・相談支援・地域連携を総合的に提供するがん医療連携センターを設置しています。
がんの早期発見・がん予防への貢献のために、健診センターではがん検診・人間ドック・がんに特化したオプション検診を行っています。
診断・治療については、手術による外科的治療だけでなく抗がん剤による薬物療法、放射線治療など患者さんに合わせた治療法を選択し総合的に管理しています。また、前立腺がんや腎がん・膀胱がん、胃がん・大腸がん・肺がん、肝がんに対してのロボット手術も行っています。
小児がん連携病院や、がんゲノム医療連携病院にも指定され、遺伝診療についても積極的に行える体制を整えました。
また、緩和ケア病棟では、がん患者さんの精神的・身体的苦痛を和らげる緩和ケア治療の体制も整えております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 15 15.07 58.00
中等症 90 14.31 77.26
重症 29 14.07 82.45
超重症 - - -
不明 - - -
入院のきっかけとなった病名及び最も医療資源を投入した傷病名が両方とも「肺炎」であって、市中肺炎の患者さんの当院の対応状況を示しています。(ウイルス性や誤嚥性の肺炎は対象外)
日本呼吸器学会の成人市中肺炎診療ガイドラインに掲載されている肺炎重症度分類(A-DROP)の定義に基づき、重症度ごとに患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
当院では、中等症の患者さんが最も多く、次いで重症、軽症、超重症となっています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 151 15.81 77.11 30.68
その他 25 12.88 70.20 4.55
医療資源を最も投入した傷病名が脳梗塞の患者さんに対する当院の対応状況を示しています。
脳梗塞治療では迅速に治療を行うことがその後の患者さんのADL(日常生活動作)に大きな影響を与えます。そのため多くの患者さんが発症から3日以内に入院し、治療を開始されています。

当院は、一次脳卒中センターとして認定されており、脳神経外科専門医師及び脳神経内科専門医師が常勤で勤務しており、両科が連携して休日・夜間を含め24時間緊急治療が必要な患者さんを受け入れることができる体制を整えています。
発症から直ぐの超急性期脳梗塞ではtPA静注による血栓溶解療法で神経症状が著明に改善する場合があります。他に血管内治療、抗血栓療法、脳保護療法などの治療を適応に応じて行います。
また脳梗塞の急性期治療後のリハビリテーションは、早期の社会復帰、脳梗塞の合併症・後遺症を防ぐために非常に重要です。当院では理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による専門的なリハビリテーション医療の提供を行っています。
継続的にリハビリテーションを必要とされる患者さんについては回復期リハビリテーションを担う回復期病院を、長期療養が必要な患者さんは療養型病院や介護施設を紹介し、患者さんが継続的な治療を受けられるよう支援しています。また当院では、それらの専門的治療・療養を行う施設と共同で診療計画を策定し、相互に連携して地域全体での総合的な医療の提供に努めています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
小児科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 12 0.00 1.08 0.00 1.25
K6113 抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用植込型カテーテル設置 頭頸部その他に設置した場合 - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
腸重積症は,口側の腸管が肛門側の腸管に入り込むことによって腸が閉塞状態となる病気です。腸重積症を元の状態にする整復術を実施しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 113 0.92 1.40 0.00 44.08
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 104 1.66 4.58 0.96 62.17
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 68 2.59 9.16 0.00 71.62
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 53 0.92 2.11 0.00 71.40
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 36 0.58 3.28 0.00 36.94
患者さんの手術による負担を軽減し、できるだけ早期に社会復帰していただけるよう傷の少ない『腹腔鏡を用いた手術』を積極的に実施しています。手術実績では、胆嚢摘出や鼠径ヘルニア、結腸がん、虫垂炎など腹腔鏡手術症例が多くあります。また地域がん診療連携拠点病院でもある当院では、がん症例に対しての外科的治療にも注力しており、大腸がんや胃がん、肝臓がん、食道がん等の手術も多くの実績を有しています。ロボット支援手術はダヴィンチXiとSPの2台体制で実施しています。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 233 1.28 15.70 11.59 71.67
K1424 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方後方同時固定 89 1.83 22.27 17.98 73.45
K1426 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 椎弓形成 45 2.09 12.04 13.33 71.78
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 33 1.82 10.33 9.09 58.09
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 前腕、下腿 31 0.48 1.74 0.00 58.87
人工関節センター、脊椎・脊髄外科センターとして高度な専門的治療を行っております。股関節や膝関節等の関節手術症例及び外傷による骨折や大腿骨骨折、脊椎手術など整形外科領域全般に対応をしています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 35 0.51 10.20 11.43 81.03
K1781 脳血管内手術 1箇所 14 1.86 23.64 28.57 68.93
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 14 2.14 11.00 7.14 75.64
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術 その他のもの - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング 1箇所 - - - - -
慢性硬膜下血腫に対しての洗浄術を最も多く実施しており、その他脳神経疾患に係る広範囲な手術を提供しています。脳動脈瘤に対する外科手術や血管内治療、また、脳腫瘍に対する摘出術への対応も行っています。
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 肺葉切除又は1肺葉を超えるもの 64 1.33 10.25 0.00 68.95
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 35 1.11 6.51 0.00 64.71
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 27 5.74 5.22 0.00 40.78
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 区域切除 24 1.29 11.08 0.00 69.50
K513-2 胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術 - - - - -
肺がんや気胸症例に対しての胸腔鏡を用いた低侵襲手術を中心に行っています。また肺がん、縦隔疾患ではロボット支援手術にも対応しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 56 1.02 4.46 0.00 50.11
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 52 0.96 4.48 0.00 47.71
K872-31 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術、子宮内膜ポリープ切除術 電解質溶液利用のもの 41 0.05 0.10 0.00 53.95
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 39 3.79 7.59 0.00 33.15
K867 子宮頸部(腟部)切除術 38 0.50 1.08 0.00 40.39
婦人科に関連する良悪性腫瘍に対する腹腔鏡や開腹手術を行っています。産科領域では、様々な合併症リスクや緊急性の高い帝王切開による分娩に積極的に対応しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 1021 0.07 1.13 0.00 75.27
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの 83 0.01 7.13 0.00 66.33
K2682イ 緑内障手術 流出路再建術 眼内法 34 0.26 3.62 0.00 72.24
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術 その他のもの 32 0.06 4.34 0.00 70.59
K271 毛様体光凝固術 20 0.00 1.00 0.00 67.05
白内障手術は多くの症例を有しており、日帰り入院にも対応しています。網膜剥離、硝子体出血などに対する網膜硝子体手術では、緊急度に応じて臨時手術や随時手術対応をしています。緑内障に対しては、従来の手術より低侵襲性な緑内障手術や、手術を受けるのが難しい高齢者や認知症の患者さんなどには、マイクロパルス毛様体光凝固というレーザー治療も導入しています。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 65 1.00 6.09 0.00 23.80
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) 30 1.20 5.00 0.00 55.67
K4631 甲状腺悪性腫瘍手術 切除(頸部外側区域郭清を伴わないもの) 26 1.27 6.12 0.00 64.42
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅲ型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 22 1.00 5.05 0.00 60.68
K4611 甲状腺部分切除術、甲状腺腫摘出術 片葉のみの場合 18 1.00 5.94 0.00 55.33
口蓋扁桃手術や、副鼻腔炎に対する内視鏡手術をはじめとして、頭頸部の良性腫瘍から悪性腫瘍など耳鼻咽喉科領域全般の手術症例に対応しており、なかでも甲状腺がんに対する実績が多くあります。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 24 1.88 4.04 4.17 74.71
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満 12 0.00 1.92 0.00 52.92
K0503 腐骨摘出術 鎖骨、膝蓋骨、手、足その他 10 3.20 41.50 20.00 61.90
K0053 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径4cm以上 - - - - -
K0052 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm以上4cm未満 - - - - -
皮膚がんや皮膚潰瘍に対する切除術を中心に、形成外科領域については大学と連携しながら対応しています。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 電解質溶液利用のもの 140 1.16 3.04 0.00 73.81
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの) 94 1.06 7.80 0.00 69.36
K7811 経尿道的尿路結石除去術 レーザーによるもの 84 1.38 2.69 2.38 65.08
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 37 1.00 4.51 0.00 73.68
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 36 1.00 7.89 11.11 74.28
膀胱がんや腎がん、前立腺がんなどの悪性腫瘍手術を行っており、ロボット支援手術では、令和6年2月からはダヴィンチXiとSPの2台体制としています。その他、前立腺肥大症や尿路結石に対する手術も行っています。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 138 1.50 2.14 0.72 71.74
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 65 0.89 6.48 4.62 75.89
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 52 1.23 2.25 0.00 72.27
K5481 経皮的冠動脈形成術(特殊カテーテルによるもの) 高速回転式経皮経管アテレクトミーカテーテルによるもの 38 0.84 1.34 0.00 73.68
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 25 2.68 10.28 12.00 80.24
虚血性心疾患や末梢動脈硬化症に対しての冠動脈ステント留置術や血管拡張術をはじめとする血管内インターベンション(血管内治療の総称)を多く行っています。令和2年度からは高速回転冠動脈アテレクトミーと軌道回転アテレクトミーによる治療を行なっています。また、高度徐脈を示す患者さんには心臓ペースメーカーの植え込みを行っています。
腎臓内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 48 4.83 6.13 4.17 70.69
K616-41 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 初回 19 1.32 1.63 5.26 69.84
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの - - - - -
K6147 血管移植術、バイパス移植術 その他の動脈 - - - - -
K635-3 連続携行式腹膜灌流用カテーテル腹腔内留置術 - - - - -
人工透析が必要となる患者さんの透析導入時のシャント設置術や設置したシャント詰まり等の処置を行っています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 117 0.19 1.15 0.00 69.13
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 86 0.83 7.64 3.49 73.74
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 52 0.77 9.29 7.69 76.04
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 早期悪性腫瘍胃粘膜下層剥離術 48 1.00 5.10 0.00 73.94
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 29 0.34 2.34 0.00 71.69
大腸ポリープ切除及び食道や胃、大腸の早期悪性腫瘍に対してのESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)を積極的に行っています。その他、閉塞性黄疸や総胆管結石など胆管膵への内視鏡的手術を実施しています。
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 39 0.97 3.54 0.00 65.15
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 31 1.13 8.61 0.00 63.90
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 19 1.26 9.84 5.26 70.16
K4741 乳腺腫瘍摘出術 長径5cm未満 - - - - -
K4764 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。)) - - - - -
乳がんの患者さんが最も多く、乳房温存手術など侵襲が少なく、安全な手術を実施できるよう努めています。また、乳房の再建手術も積極的に行っています。乳房切除術や広範囲な部分切除が必要な方に対して形成外科と連携しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 13 0.11
180010 敗血症 同一 28 0.23
異なる 35 0.29
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 87 0.71
異なる 20 0.16
医療資源を最も投入した傷病名が当該4つの診断群に該当する場合に計上します。さらに、医療資源を最も投入した傷病名と入院のきっかけとなった傷病名が同じか異なるかで件数を集計しています。
高度急性期医療を行う当院では、これらの重篤な患者を受け入れる役割を担っており、これらの件数は臨床上ゼロにはなりえません。また、がんの手術を中心として大手術を多く実施する当院では、感染防止の専門の医療スタッフを配置し、少しでも改善すべきものとして感染予防に細心の注意を払っています。
「手術・処置等の合併症」には、透析シャント狭窄や術後の感染、人工関節に関する合併症などが含まれています。起こり得る合併症については、事前に患者さんにご説明した上で、手術や処置の施行に同意をいただいています。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1653 1621 98.06
足を動かさずにいる時間が長いと、ふくらはぎの筋肉の深いところの静脈にできてしまう「血栓」(=深部静脈血栓)が、血流に乗って飛んで行き、肺の動脈に詰まって生命をも奪いかねない病態(=肺塞栓症)に進展することがあります。同一体制を長時間続ける全身麻酔等の手術は肺塞栓症が起きやすいため、危険レベルに応じた予防を講じることが推奨されており、対象の患者さんには着圧の靴下(弾性ストッキング)や足裏・ふくらはぎを空気圧で圧迫する(間歇的空気圧法)による予防を行っています。

○ 「実施率」は以下の計算式で算出しています。
  分子=分母のうち、肺血栓症の予防対策が実施された患者数
  分母=肺血栓塞栓症のリスクレバルが「中」以上の手術を施行した退院患者数×100
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
6515 5010 76.90
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1 セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2 セット以上行うことが推奨されています。

○ 「実施率」は以下の計算式で算出しています。
  分子=血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数(1日に2回以上算定されている日)
  分母=血液培養オーダー日数(1日に1回以上算定されている日)×100
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
528 497 94.13
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められております。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
当院でも、院内の抗菌薬適正使用を目指すために抗菌薬適正使用支援チーム(AST)が積極的に活動しています。

○ 「実施率」は以下の計算式で算出しています。
  分子=分母のうち、入院日以降抗菌薬処方までの間に細菌培養同定検査が実施された患者数
  分母=広域スペクトルの抗菌薬が処方された退院患者数×100
更新履歴
2024.9.27
令和5年度病院情報の公表を行いました
2024.10.1
厚生労働省の診断群分類別患者数等「平均在院日数の全国値」再集計通知に伴い、修正を反映しました