京都市立病院看護部

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部署紹介(過去分)

3C病棟

3C病棟の写真3C病棟は泌尿器科,腎臓内科,脳神経外科,外科の混合病棟です。
泌尿器科では手術・化学療法・放射線療法を受ける患者さんの看護を行っています。2013年より前立腺癌に
対するロボット支援手術が保険適用で実施されています。2014年からは膀胱癌,腎癌にも拡大され,癌の根治
性と術後の生活の質に良好な結果をもたらしています。
腎臓内科では,腎臓病の進行を遅らせるための生活・食事管理について視聴覚教材を活用し,専門各科と協力・
連携をとり指導を行っています。また腎機能が悪化し、血液透析・腹膜透析が必要となった場合、スムーズな導
入にむけ、生活指導、自己管理指導を行っています。
脳神経外科では亜急性期から,自宅退院や,回復期リハビリ病院への転院に向け,リハビリ看護やセルフケア
の援助を行なっています。
外科では、外科領域の緊急入院や緊急手術などの対応も行っています。
急性期病院として、地域の病院と連携を図りながら、日々最新医療の提供に向け取り組んでおります。

3Cカンファレンスの様子 ~多職種カンファレンス中~

 

3D病棟

脳室ドレナージ管理

脳室ドレナージ管理

サーカディアンリズムを整えるために デイルームで食事

サーカディアンリズムを整えるためにデイルームで食事

3D病棟は、脳神経外科・神経内科・救急科の急性期疾患の混合病棟です。 平成25年12月に脳卒中センターを開設し、脳卒中患者を24時間受け入れています。 予期せぬ危機的な状況に陥った患者さんへの急性期看護と並行し、早期からリハビリテーションに取り組んでいます。また、患者さんのQOLを重視し、スピーディーに回復期病院や在宅に継ぐため、多職種でのカンファレンスを実施しています。 スタッフはベテランから中堅、若手とバランスよく配置されており、パートナーシップナーシングシステムによる安全で効果的な看護提供体制を整え、切磋琢磨しながら日々の看護に磨きをかけています。 平成26年度は、脳卒中患者の日常性を早期に取り戻すための看護を展開しました。昼食時にはベッドから離れディルームへ集合し、食事ケアとともに他者とのかかわりや音・光等の刺激を受け離床を進めています。またサーカディアンリズムを整えることで、せん妄予防にも役立てています。 忙しい中にも、患者の回復を共に喜び、やりがいを感じながら働いています。

 

4B病棟

 4B病棟はNICUを含む地域周産期センターの機能を有する産科病床と、主に婦人科、乳腺外科等の女性病床を合わせた病棟です。

 産科では助産師が「一人ひとりの妊婦さんとの関わりを大切に」をモットーに外来から妊婦さんが助産師とも話せる場を設けることで、安全、安心で満足のいく出産となるようサポートしています。 また平成27年1月からは正常経過の妊婦さんを対象に助産師外来を開設し、ゆっくりとした時間の中で妊婦健診を受けていただけるようになりました。 分娩はLDRといわれる陣痛室と分娩室、回復室を兼ね備えた部屋で過ごしていただきます。 産後は母児同室を基本とし、アットホームな雰囲気の中、母乳ケアや育児の練習ができるようにするとともに、退院後も気軽にご相談いただいております。  平成27年春からは、京都市からの委託で、スマイルママ・ホッと事業を開始し、広く母子の支援を行っていきます。

 婦人科、乳腺外科は専門的な医療チームで支援し、手術、放射線療法、化学療法などの集学的な治療が安全に行われ、安心して治療に専念してもらえる和やかな環境の女性病棟です。 患者さんの中には治療のために繰り返し入院が必要な方が多く、患者さんの背景も含めた全人的看護を提供できるよう努めています。

 乳腺外科では乳がん看護認定看護師が配属されており、リンパ浮腫に対するケアを含め質の高い看護を目指しています。

 また、NICUでは新生児の集中ケアを半個室化の環境で赤ちゃんと家族のプライバシーに配慮したケアができることが特徴です。感染対策にも力を入れ赤ちゃんの命を守り、発達、成長にじっくりかかわっていいます。 スタッフには新生児集中ケア認定看護師や助産師もおり、 専門的な看護を行うと共に母乳育児にも力を入れています。

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5A病棟 

 5A病棟は、整形外科・歯科口腔外科の急性期疾患の病棟です。整形外科では人工股関節・人工膝関節の置換術や脊椎疾患手術、大腿骨近位部骨折などの手術を受ける患者さんが入院しています。歯科口腔外科ではリスクの高い抜歯や歯根嚢胞、上下顎骨腫瘍などの手術を受ける患者さんが入院しています。私たちは、医師・看護師・薬剤師・リハビリスタッフ・医療相談員などの多職種とカンファレンスを行って連携を取り、外来から退院までそれぞれの専門性を活かして援助を行っています。具体的には、患者さんを地域の生活者として捉え、患者さん個人の生活背景を十分聞き取り、筋・骨格系の疾患により制限される運動機能を最大限活かして生活ができるように支援しています。

多職種で朝のラウンド(治療方針・リハビリ状況・退院に向けての情報共有)

朝のラウンドの様子1朝のラウンドの様子2

 急性期病院として手術前の患者さんの不安な気持ちに寄り添い、手術後の合併症の予防、早期発見に努めています。特に下肢手術後に多いとされる深部静脈血栓症(いわゆるエコノミー症候群)予防のため、フットポンプの使用や足浴を行っています。
また、加齢による運動機能疾患を有する患者さんが多いため、手術後に「せん妄」を発症する方もいます。手術前から患者さん・御家族にパンフレットを渡して、その可能性を説明し、時計やカレンダー、写真などを持参してもらい、ベッド周囲の環境を整え、せん妄予防に努めています。
介護保険が使える方には、介護認定を受けていただくように入院前から進め、担当ケアマネージャーとも連携を取って住宅改修や介護サービスについて検討し、スムーズに在宅に帰れるように援助を行っています。

病棟内のリハビリルーム

リハビリルームの写真

 

 

 

 

 

 

 

手術室

手術室の写真
  手術室は、10室11手術台を稼働し、平成26年度は年間5,146件の手術を受け入れました。日帰り手術から全身麻酔手術まで幅広く対応し、手術中の看護はもちろん、術前・術後訪問を通して周手術期看護を行っています。
 手術室では診療科医師・麻酔科医・看護師・臨床工学技士・薬剤師・放射線技師・医事科職員・SPC等がチームとなって協力し合い、安全で安心な手術を行うよう努めています。
 平成26年9月からは手術支援ロボット(da Vinci)を導入し、泌尿器科・外科・呼吸器外科が手術を行い、低侵襲でさらに質の高い医療の提供を目指しています。手術室看護師も医療チームの一員として専門的な知識と技術を持ち、質の高い手術看護の提供を目指し日々研鑚しています。患者さんやご家族の皆様の不安や緊張を少しでも軽減できるよう,支援させて頂きます。

手術室の様子2

手術室の様子3