理事長あいさつ

 令和7年4月1日に京都市立病院機構理事長を拝命いたしました。 病院の運営や経営の面ではまだまだ勉強することは多々ございますが、粉骨砕身努力する所存ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 さて、令和7年度は、令和6年度から継続しています新興感染症に備えた医療提供体制を充実させ、持続可能な病院経営・運営を推進してまいりますが、一方で、国が掲げる2040年を見据えた新たな地域医療構想に基づき、入院・外来・在宅医療、介護連携等について、体制の充実や医療DXの活用も求められています。

 そこで、令和7年度はまず、政策医療を担う自治体病院として、国が進める次の感染症危機に備える体制に基づき、新興・再興感染症に対して京都府内の中核的な役割を果たすとともに、低侵襲手術等の先進技術の活用や医療の質・患者サービス・患者満足度などの向上によって、地域はもとより、京都・乙訓医療圏の地域医療中核病院の役割を果たしていきます。

 次に、持続可能な病院運営に向け、医療サービスの向上と地域との連携強化を図りながら、病床稼働率向上を柱とした、収支改善の取組を進めたいと思います。

 さらに、タスクシェア・タスクシフトの推進やDXの活用などにより、生産性向上や業務の効率化を促し、職員にとって働きやすい環境を整えることで、質の高い医療の提供、働き方改革・ハラスメント対策を推進してまいります。

 最後に、京北病院については現在将来のあり方検討が進められていますが、引き続き京北病院を核に地域の関係機関とのネットワーク強化を図り、京北地域における持続可能な医療・介護を進めていきます。

 京都市立病院機構は、理念にあるとおり、地域と一体となって健康長寿のまちづくりに貢献していきますので、今後ともご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。

令和7年4月
京都市立病院機構
理事長 清水恒広

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