褥瘡対策チーム
床ずれのことを褥瘡(じょくそう)と呼び、その対策を行っているのが褥瘡対策チームです。
2002年から褥瘡対策委員会を設置し、褥瘡予防・褥瘡対策を行っています。褥瘡対策委員会は、診療部(皮膚科部長・皮膚科医師・神経内科医師・整形外科医師)、看護部(副看護部長・看護師長・皮膚排泄ケア認定看護師・各部署にリンクナース1名/計16名)、薬剤師、管理栄養士、事務、SPC京都職員で構成されています。各部署には、2~4名の褥瘡対策専任看護師が在籍しており、協力して褥瘡対策を行っています。
また、褥瘡を保有されている患者さんに対し、皮膚科医師・皮膚排泄ケア認定看護師・褥瘡対策専任看護師・担当薬剤師・担当管理栄養士が、第2木曜日(北館)及び第4木曜日(本館)に褥瘡回診を行っています。
*リンクナースは、専門チームや委員会(感染制御チーム、褥瘡対策チームなど)と病棟の看護師をつなぎ(リンクさせ)、最新の技術や知識を伝えるとともに、現場の問題点等を見いだし、専門チーム等にフィードバックを行う役割を持つ看護師のことです。
褥瘡対策の目標
- 褥瘡を作らない
- 褥瘡が新規発生した場合は早期治癒を目指す
- 褥瘡保有者が入院してきた場合は、早期から適切な処置を行う
褥瘡対策リンクナース会の目標
平成29年度の褥瘡対策リンクナース会では、以下の2点を目標とし、各リンクナースが活動計画を作成し、日々褥瘡対策に取り組んでいます。
- 継続的な観察や適切な予防ケアを行う事で褥瘡新規発生を予防する
- 入院前発症の褥瘡を悪化させず、退院後に繋げる再発予防ケアの実施及び退院後のケア継続に向けて、患者やケア実施者へ指導する
NSTとの連携
褥瘡予防や褥瘡対策は、栄養管理を行うことも重要なので、NST(栄養サポートチーム)と連携しています。
- 褥瘡回診前に、管理栄養士とNST専従栄養士が対象患者さんの栄養状態や栄養管理について検討し、回診時に栄養管理方法の提案を行います。
- 褥瘡対策委員会会議やNST委員会会議で情報共有を行っています。