内視鏡下手術支援ロボット(ダヴィンチSP)の導入について
~新機種は関西初!従来機種Xiと合わせて2台体制~
~切開創を最少化し、より低侵襲で整容性に優れた医療を目指します!~
京都市立病院では、地域がん診療連携拠点病院として、安全で質の高いがん医療の提供を目指しています。
この度、関西で初(国内6台目)となる内視鏡下手術支援ロボット新機種、ダヴィンチSPを導入。特に適応が想定される泌尿器科、消化器外科、婦人科(※)等の症例を中心に、幅広くがん症例等に対して、精度の高い手術療法の提供に努めてまいります。
また、全国的にも先進的な取組を行っていくとともに、従来機種Xiと併せて2台体制に充実することで、市民のいのちと健康を守る取組をより一層進めてまいります。
※ 婦人科症例は将来的に対応
これまでのダヴィンチ手術実施状況や症例数等の詳細は、特設ページこちらへ
(ダヴィンチSP(Da Vinci SP (Single-Port))
令和5年にダヴィンチの最新機種としてSPが国内で販売開始。この機種の特長は、従来機種のXiがマルチポート(アームが4本)であるのに対して、日本初のシングルポート(アームが1本)となっており、より低侵襲(身体への負担や痛みの軽減)かつ整容性(傷跡などの美容面)に優れた手術を実現できることや婦人科症例との親和性が高いことです。現行のXiと共に運用することで、より幅広い症例への対応が期待できます。
©Intuitive Surgical
(運用スケジュール)
ダヴィンチ手術をはじめとして、当院で手術を受けられる全ての患者さんに、安全で円滑な手術治療が提供できることを最優先に準備を進めています。
ダヴィンチSPについては、令和5年12月に機器の納品が完了し、令和6年1月から関連設備・器材の準備、職員のトレーニングを行っており、これら準備が整い次第、2台体制による手術を開始いたします。