令和4年4月から「DPC特定病院群」に指定されました。

DPC特定病院群の指定

DPC病院は、診療体制や実績に応じて3つの医療機関群に分けられています。当院は、令和4年度診療報酬改定により厚生労働省から「DPC特定病院群」として指定されました。
 ※ DPC制度については下部をご覧ください。

DPC特定病院群とは、DPC病院のうち、以下の4つ実績を満たし、大学病院本院に準じた診療密度と一定の機能を有するとされた医療機関です。

医療機関群 京都府 全国 概要
大学病院本院群 2病院 82病院 大学病院の本院
DPC特定病院群 6病院 181病院 大学病院以外の特定機能病院と高密度診療病院
DPC標準病院群 30病院 1,501病院 その他の急性期病院

※令和4年4月1日現在

 

今後も地域の医療機関と連携しながら、地域のみなさまへ質の高い医療を提供できるよう努めてまいります。

患者さんに最適な医療の提供

DPC対象病院には以下のような医療が求められています。
【目指すべき望ましい医療の実現】
① 医療の透明化
 ・ どのような医療を受けたのかわかりやすく見えるようにすること
② 医療の質的向上
 ・ 安全で満足度の高い医療となるよう医療の質を高めること
③ 医療の効率化
 ・ 一人ひとり適切な医療を効率よくスムーズに提供すること
④ 医療の標準化
 ・ どこの病院でも標準的で同じレベルの医療が受けられること
【社会や地域の実情に応じて求められている機能の実現】
① 高度・先進的な医療の提供機能
② 総合的な医療の提供機能
③ 重症患者への対応機能
④ 地域で広範・継続的に求められている機能(5疾病等)
⑤ 地域の医療確保に必要な機能(5事業等)

 
当院のこれまでの診療体制や実績が評価され、DPC特定病院群として指定されたことは、今後もより良い医療サービスの提供や質向上につながっていくと考えています。「患者さんに最適な医療を提供する」という当院の理念に基づき、患者さん一人ひとりへ心のこもった医療を提供するとともに、地域の医療水準の向上に貢献できるよう努めてまいります。

 

DPC制度について

DPCってなに?

DPCとは『Diagnosis(診断) Procedure(治療・処置) Combination(組み合わせ)』の頭文字を用いた略称で診断群分類とも呼ばれる日本独自の分類です。DPCを用いて入院医療費を計算する方法をDPC/PDPS(DPC制度)といいます。

DPC/PDPSとは

DPC/PDPSは、『Diagnosis Procedure Combination / Par-Diem Payment System』の頭文字を用いた略称で、急性期入院医療を対象とする診断群分類に基づく1日あたり包括払い制度のことをいいます。

これは、従来の診療行為の費用を積み上げて計算する「出来高方式」とは異なり、入院された患者さんの病名とその症状・診療行為をもとに、厚生労働省が定めた分類(診断群分類)ごとの1日あたりの設定金額とそれ以外とを足して計算する「包括方式」です。※計算方法のイメージ図参照

京都市立病院では平成21年(2009年)から、急性期医療を提供する医療機関として厚生労働省が指定するこの計算方式を導入しています。

 

その他

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