第3回市民公開講座の紹介
第3回(令和4年度)
よくわかる「運動器の健康」と、そのつくりかた 〜運動機能の維持と健康増進を目指して〜
講演 第1部(診療部)
- せぼねの健康づくり
脊椎外科部長 竹本 充 -
せぼねは、体を支える「支持機能」、神経を守る「保護機能」、カルシウムの貯蔵や造血機能を備えており、これらの機能はお互いに深く関係しています。本講演では、支持機能や保護機能を守ることで、せぼねの健康を維持する方法についてお話します。 動画配信はこちら
- 関節の健康づくり
整形外科人工関節部長 金 永優 -
近年、日本は「人生100年時代」に突入し、全人口に占める65歳以上の割合が28%となり、世界で最も高齢者の多い国の一つとなっています。この新しい時代においては、「いつもでも自分の足で健康に歩く」ことが極めて重要です。骨折や関節の病気は健康寿命に影響します。本講演では、股関節や膝関節における痛みや弱さの問題と健康な関節を維持するために必要なことについてお話します。 動画配信はこちら
講演 第2部(リハビリテーション科・看護部)
- 運動器の健康維持についてのリハビリテーション リハビリテーション科理学療法士 久田 祥寛
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近年、日本の平均寿命は延伸傾向にあります。その一方で、令和4年の内閣府による調査では、65歳以上の高齢者のうち、約3割が現在の健康状態に何らかの不安を感じており、平均寿命と健康寿命の差の短縮が課題となっています。本公演では、「運動器の健康」の観点から、課題の要因やその対策について演習を交えてお話します。 動画配信はこちら
- いきいきと生活し続けるための健康づくり
看護部副看護師長(老人看護専門看護師)大田 恵子 -
高齢になると病気になりやすくなる、生活に不調を感じることが多くなるといった特徴があります。このような身体の変化は「老化」ともいわれ、誰にでも生じる変化であり自然な変化です。しかし、自然な変化だからとそのままにしておくとますます「老化」が進行し、次第に動けなくなります。本講座では、「老化」に逆らって、健康にいきいきと生活するための工夫についてお話します。また、最期まで自分らしくいききるために、「もしもの時」のことを考えておくことの大切さについてもお話します。 動画配信はこちら